男の子のお宮参り着物によく見られる柄に武具があります。代表的な兜はメイン柄としてお馴染みですが、脇役的に使われる柄に草摺(くさずり)、大袖などがあります。それぞれ腰回り、型から腕を覆って攻撃から身を守るもので、戦に向かう武士の姿でお馴染みですね。お宮参り着物ではどちらか判別はつけにくいのですが、何色か使ってわりとカラフルに描かれることが多いです。立派な武士(男)としての成長を願い、身を守る柄として使われています。
笠(陣笠、隠れ笠)や蓑もよく描かれる柄です。大きく描くことは稀ですが、危険から姿を隠し身を守ってくれるとされ同じ意味合いの柄と言えるでしょう。