ウサギの柄はそう多く目にすることはありませんが、着物好き、いわゆる通好みの柄として人気があります。 お太鼓に描かれた名古屋帯でさっそうと歩く方などを見ると、粋だな~と見惚れてしまいます。 お宮参り着物では干支にあたる年にはメーカーがこぞって製作し 、たくさん見ることができますが(男の子用にも)、普段はそう頻繁に作られる柄ではありません。
ウサギはその動きから跳躍、飛躍を表すとされています。 物事がとんとん拍子に進む縁起の良い柄として愛されてきました。 また、出雲神話のひとつ「因幡の白兎」では、兎が大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上比売(やがみひめ)の結婚を予言したことから、兎は良縁と縁結びのしるしとされてきました。
月に住む伝説、童話、神話、キャラクター、企業のシンボルなど数えればキリがないほどで その愛され方は全世界的であるとも言えます。 可愛らしいルックスと独特の動きで昔から人々を魅了してきたのでしょうね。