男の子のお宮着物に使われるメインの柄「ツートップ」は【鷹】と【兜】。現在作られている着物を見てもおそらく8割近くはどちらかになるでしょう。
鷹についてまず注目されるのはその「眼」と「爪」。鷹は大空高く舞い上がり、地上の小動物を見つけ獲物とします。はるか先まで見渡せるその眼を千里眼になぞらえて「先を見通す眼力」、「もの事の本質を見抜く眼力」を持って欲しいという願いを、また獲物をがっちり掴むその爪は、運や幸運をしっかり掴んで離さないという意味を表しているそうです。また、鳥の羽は清浄とされ茶道の道具としても使われます。
鷹の向きについてもよくご質問をいただきます。真っすぐ前を向く鷹、振り返る鷹。大別するとこのように分かれます。
メーカーや作家さんなど、複数の方に伺いましたがこれについては特に意味は無いようです。
鷹の向きは他の柄との配置を考慮し、全体のバランスによって決まるようです。