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【束ね熨斗】~お宮参り着物の柄

「熨斗:のし」と聞くと一般にお祝い事のときに添える飾り物をイメージする方が多いと思います。 結納の席や御祝の封筒、熨斗紙の右上にもそれを見ることができます。「熨斗」とは、鮑(あわび)の肉を薄く剥がして引き伸ばしたものを紙の間に挟んで、祝儀の進物や、引き出物に添えたのが始まりとされています。下がその画像。

 
熨斗
 
 これを細長く帯状にしたもの描き「熨斗文」と呼ぶようになり、何本か重ねたものを「束ね熨斗」と呼んでいます。たくさんの熨斗を束ねることから、多くの人たちから祝福を受けていること、お宮参りまたその幸せを周囲の人たちと分かちあってほしいという意味になるそうです。この文様は贈り物としての気持ちや、人と人との絆、繋がりを表し、その長さから長寿の象徴でもあるとてもおめでたい文様です。「束ね熨斗」は古典柄の定番ともいえる柄で、振袖や留袖、訪問着などにも数多く見られます。御祝い事の式服には欠かせない柄で、お宮参り着物にも男女を問わずほとんどの物に使われています。多くはメインの鷹や兜、鞠や鈴などと組み合わせて描かれますが伝統そのままに束ね熨斗がメインの着物も作られています。(数は減ってきましたが)
京友禅型染め ~お宮参り着物 ウサギの柄
京友禅型染め ~お宮参り着物 ウサギの柄

 呉服業界ではお宮参り着物の事を「のしめ(熨斗目)」と言います。(全国の一部地域でも)
問屋さんからの電話:「のしめの新柄、今日送りました。」という感じです。 熨斗の柄とお宮参り着物は昔から深~い縁で繋がっています。

お宮参り着物 男の子
▲束ね熨斗の柄がある着物
お宮参り着物 女の子
▲束ね熨斗の柄がある着物
お宮参り着物 男の子
▲束ね熨斗柄のある着物