お宮参りは住んでいる地域の氏神様に誕生の報告と祝福を受ける儀式です。色々な決まりごとはありますが、地域によってもさまざまな様式があります。服装は?初穂料は?着物の着せ方は?など、初めての事で当然戸惑う方も多いようです。ここでは最近の事情に合わせたお宮参りの様子をご紹介します。
付き添われる方はできるだけ抑え目で無地っぽい物が初着を引き立てスナップを撮っても綺麗です。(和洋を問わず) きもの屋としてはお着物で出かけられるのをぜひお薦めします。 厳かな雰囲気を味わえますし、着る機会が・・・と言われる着物、こんな時こそ大チャンスです!
抱っこするのは父方の母(赤ちゃんの祖母)とされてきましたが、状況を見て臨機応変に。
百日(ももか)の祝いはお食い初めなどとも呼ばれお乳以外の食べ物を初めて口にする儀式です。子供が一生食べる事に困らないようにという願いを込めて行います。家族で簡単な食事会、また家でちょっと豪華な食事などそれぞれのアイデアで楽しまれているようです。
◆女の子(三歳)
・お子様の寸法に合わせ肩上げ(裄丈)、腰上げ(着丈)をする。
肩上げ・・手首のぐりぐりあたりまで袖の長さ(裄丈)を調節
腰上げ・・足のくるぶしあたり(隠れる程度)に着物の裾がくるよう調節
・手首側の袖を手が楽に通せるぐらい残し閉じる。(袖裾に丸みをつける)
・結び紐の位置を調整する。(お宮参りで首に結んだ紐。腰ひも代わりになる。)
◆男の子(五歳)
・袴の裾から出ないように腰上げをする。
・手首側の袖を手が楽に通せるぐらい残し閉じる。(袖裾に丸みをつける)
・必要に応じて肩上げで袖の長さを調節する。(必要ない場合も多いです。)
・結び紐の位置を調整する。(お宮参りで首の後ろで結んだ紐)
最近は三歳、五歳にかかわらずご兄弟、ご姉妹の七五三に合わせて着用され有効に活用なさる方もいらっしゃいます。(保育園、幼稚園の行事などにも使われることがあります。)